icon

コンディショナーを頭皮につけるのはNG?正しい使い方や効果を高める方法を解説

コンディショナーを頭皮につけるのはNG?正しい使い方や効果を高める方法を解説のサムネイル
2023.06.29公開

日頃から使うコンディショナーにはどういう効果があり、どんな役割があるか、ご存知ですか?
こちらの記事では、そんなコンディショナーの正しい使い方や、髪や頭皮に与える影響、リンス・トリートメントとの違いなどについて紹介しています。正しい知識を得ることで、髪にハリやツヤ感をもたらし、髪や頭皮トラブルの解決にも繋がりますので、ぜひ参考にしてください。

コンディショナーとは

コンディショナーの主な働きとしては、髪の表面をコーティングし、髪から水分が逃げてしまわないようにする効果があるので、髪が乾燥するのを防ぎ、潤いを保ってくれます。
また、コンディショナーによってコーティングされた髪は摩擦が発生しづらくなるため、摩擦など外部から受ける刺激や、それに伴うダメージから髪を守ってくれます。
他にも、髪質にあった成分を含んだコンディショナーを使うことで、指通りの良いサラサラ髪になります。

リンスやトリートメントとの違い

コンディショナーは、特にトリートメントと同一視されがちですが、それぞれ明確な役割があります。

まず、リンスとコンディショナーですが、この2つに関しては大きな違いはありません。
どちらもコーティング機能を持ちますので、ここでは一旦コンディショナーと同等のものと覚えておいてください。

一方で、コンディショナーは髪表面の補修であることに対し、トリートメントは髪の内部から補修するという効果があります。
しかし、大半のコンディショナーは髪の芯までケアしてくれる効果を持つものがあり、同時にトリートメントにも表面をコーティングする効果を併せ持つものもあります。

ですので、髪の毛のコンディションが良いときや、普段はコンディショナーを使用し、髪の毛が傷んでいる場合や、髪の毛の質感を好みの状態にしたい時にはトリートメントを使うなど、その時に合わせて使い分けすることをおすすめします。

コンディショナーの効果

コンディショナーには表面をコーティングする効果があると説明しましたが、具体的にはどのような効果なのか、ここで解説していきます。

髪をサラサラにする

コンディショナーにはシリコン性の成分、言わば油分が多く含まれています。
この油分をコーティング剤として髪の毛をカバーしているので、摩擦が発生しづらくなり、髪の毛の表面が受けるダメージが軽減され、傷みにくい髪の毛になります。

指通りの良い髪にする

前述したように、コンディショナーに含まれる成分により、指通りの良い、柔らかくしなやかな質感になります。
お風呂上がりにドライヤーをかけるときや、クシを通すときに絡まることなく梳かすことができるほか、空気が乾燥する時期では、静電気も発生しづらくなるなどの効果もあります。

髪を保護して髪質を整える

コンディショナーは言ってしまえば、髪の毛を守るコーティング剤です。しかし、最近のコンディショナーには、トリートメントとしての機能を併せ持つものも多くあります。
そのため、コンディショナー特有である髪表面のコーティング機能に合わせて、成分を浸透させることで、内側から髪質を改善するものもあります。

コンディショナーの正しい使い方

普段からコンディショナーを使っている方は多いでしょう。ここで今一度、自分のコンディショナーの使い方が正しいかどうか振り返ってみてはいかがでしょうか。
ここで詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

①シャンプーする

コンディショナーを使う前に、丁寧にシャンプーします。
まずは十分にシャンプーを泡立てます。指の腹を使ってしっかりと頭皮の汚れを落としましょう。泡立てなければシャンプーの洗浄力が強すぎて、必要な皮脂を落としすぎることになり、頭皮トラブルのもととなります。
コンディショナーの成分を浸透させるため、シャンプーの泡など、洗い残しがないように気をつけましょう。

②髪の水気を拭き取る

シャンプーでしっかり頭皮の汚れを落としたら、水気を落とします。このとき、強く拭き取る必要はありません。
水に濡れた髪は、髪の表層であるキューティクルが開き、刺激を受けやすい状態です。なので、水気を拭き取る際は、軽く水気を拭き取りましょう。

③コンディショナーを髪につける

まず、コンディショナーの量ですが、髪の毛が肩より先までの長さがある方は2プッシュ、肩未満までの長さの肩は1プッシュを目安に手の平に出します。
その後、できるだけコンディショナーが頭皮に付着しないように、毛先に向かって塗布します。思い出していただきたいのが、「コンディショナーは油分が含まれている」点です。

せっかくシャンプーで清潔になった頭皮(毛穴)にコンディショナーが付着してしまうと、油分で毛穴に蓋をしてしまうことになります。頭皮トラブルのもとにもなるので、コンディショナーを塗布する際は、できるだけ頭皮に付着しないように気をつけましょう。

④コーミングしてコンディショナーを髪全体に浸透させる

目の粗いコームやクシなどを使って、コンディショナーを塗布した髪をコーミングする(梳かす)ことで、コンディショナーの行き渡りをまんべんなく均等にします。
その後、成分を浸透させるために、少しの間コンディショナーが付着した状態のまま放置する必要がありますが、1分〜3分もあれば十分です。

⑤しっかりと洗い流す

1分〜3分ほど成分の浸透を待ったら、髪の毛に付着したコンディショナーを洗い流しましょう。
このとき、髪の毛のヌルヌル感がなくなるまで、優しくしっかりと洗い流します。ここでも強くこするのではなく、シャワーの水流ですすぎ落とすようにしてください。

コンディショナーの効果を高めるために注意すべき点

コンディショナーの使い方については前述した通りですが、ここからは効果を高めるための注意点について解説していきます。

コンディショナーを頭皮につけるのは避ける

前項で少し触れましたが、できるだけ頭皮にはコンディショナーが付着しないようにしましょう。
理由としては、頭皮、特に毛穴にコンディショナーの油分が入り込んでしまうと、毛穴に蓋をした状態になり、頭皮トラブルのもとになります。

コンディショナーをつけた状態で少し放置する

使用するコンディショナーの種類にもよりますが、放置する時間は1分〜3分が目安です。
ただし、コンディショナーの成分などによっては5分以上を推奨しているものもありますので、購入の際は商品の裏面などに記載されている使用方法をしっかりと確認しておきましょう。

入念にすすぐ

こちらも同様に、コンディショナーがしっかり落としきれていないと、髪の毛へのダメージに繋がり、将来的には抜け毛や薄毛の原因にもなります。
また、すすぎが足りないときは、髪や頭皮だけではなく、耳の周りをはじめ、髪の長い方であれば、うなじから背中などもヌメりが残りがちです。コンディショナーは油分を含むので、すすぎ残しは頭皮だけではなく肌にも影響を及ぼすことを忘れてはいけません。

髪質的に合わなかったら使用を控える

コンディショナーが髪質に合っていれば、直毛やくせっ毛、パサつきやゴワつき、ボリュームの少なさなど、髪トラブルや悩みの改善が期待できます。

しばらく使ってもみても、自分の髪質の悩みが全く改善されない場合は、コンディショナーに含まれている成分が合っていない可能性があります。
当然、効果の実感には個人差があるので、一概に断言することはできませんが、自身に合っていない可能性があることも考えましょう。

改めて自分の髪質を理解し、どんな成分が改善に適しているのかを十分に下調べして、コンディショナーを選ぶことをおすすめします。
場合によっては、コンディショナーではなく、髪の毛の内部から改善を促すトリートメントを使ってみることも検討し、コンディショナーとの使い分けも視野に入れてみてください。

コンディショナーの機能を持つ頭皮ケアアイテムをご紹介

ここまで読んでみて、コンディショナーを頭皮につけることなく洗うのは難しい、そんなことで神経を使いたくない!という方のために、おすすめの商品を紹介します。

MOIST PACK

MOIST PACK

当記事では、頭皮になるべくコンディショナーをつけないように塗布することを推奨していますが、「MOIST PACK」は、頭皮ケアも想定した保湿マッサージクリームである一方で、コンディショナーとしての効果もあわせ持っています。

MOIST PACKはコンディショナーではなく、乳液のようなクリームベースの保湿マッサージクリームです。浸透性が高く、コンディショナーほどしっかり洗い落とす必要もありません。まさに、お手軽にヘアケアと頭皮のケアを行える、アンチエイジングアイテムです。
詳細は下記よりご覧ください。

MOIST PACK(モイストパック)

コンディショナーを正しく使って美髪に!

コンディショナーについての正しい知識を知っていれば、普段から抱えている髪トラブルや、それに付随する頭皮の悩みを改善することができます。

理想の髪質にしたいという方、髪の毛の状態(カラーリングの有無など)に合わせて髪の毛のケアの方法やダメージ予防をしたいという方は、しっかりと有効な成分や対応するトラブルの状態を調べ把握し、自分に合ったコンディショナーを購入し、正しい使用方法で、自分にとっての美髪をめざしましょう。

コスメティックラボIBC 伏見 健一

この記事の監修者

コスメティックラボIBC 伏見健一

Premushブランドを立ち上げたコスメティックラボIBC(IBC株式会社)の代表をしています。美容師の経験を経て、化粧品業界で長年研究を重ねてきました。本サイトではヘアケアやスキンケアに関する様々な情報を発信するとともに、Premushブランドのエイジングケア商品を提供しています。

カテゴリ選択

商品に関するお問い合わせはこちら

03-6404-6870

お問い合わせフォームはこちら